名伯楽とエースで二足の草鞋「幼女戦記」

これは羽生結弦が自ら振付作曲アレンジまで熟（こな）す様な事態ですね。
プレイングマネージャーどころの話ではありません。
これを「超人」と呼ばずして、何と呼びましょう。

彼女に匹敵するのは弘法大師空海かダビンチ村のレオナルド、世界史的に見ても孔子か？ピュートル大帝か？坂本です！

もっとも人間人生を２回やり直せば、コレ位にはなるんじゃないかと、安易に考え勝ちです。そうじゃありません！持って生まれた性、どうしようもない業、性懲りも無い性癖。そんなものから解き放たれないからこそ、人間なのですから。
まさしく「人はそんなに変われるものじゃない…」ニュータイプに至る嘆きというモノなのです。


TVアニメ「幼女戦記」
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コネという名の後ろ盾「幼女戦記」

軍隊というのは官僚機構であり、タテ割りコネ社会である。
そこでは一匹狼の存在価値は無く、あくまで命令系統によって動くゲームの駒というのが本質なのだ。
しかし、権力があれば派閥は必ず生じる。派閥は利害によって動き、思想哲学は極力排除される。
主義主張で人は動くものではないからだ。

ターニャちゃんが外見はどんなに可憐でも、世渡り上手は警戒されるし、ボンクラだと使い勝手が悪い。
韓非子の主張する、権力者に取り入る難しさは並大抵ではないという真理が存在するのだ。
また荘子も無能は真っ先に排除され、有能であれば最終的に消費されると看破している。
法家道家儒家の現実を見抜く場面はマキャベリズムに裏打ちされていなければ、偽善であり綺麗ごとにしかならないコトは、少しでも目鼻が利けば肌感覚で感じれるものです。



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エンドレスにはならないで！「幼女戦記」

輪廻転生は永遠に繰り返されるから苦行なのだというのが、仏教の世界観宇宙観です。そこから離脱できるものが仏陀。すなわち真の悟りを得たもの、覚者=阿羅漢であると。それまでは幾度となく転生して修行しないと、預流=聖者の流れに入る。一来=一度だけ生まれ変わる。不還 =二度と生まれ変わらない。という過程を踏まなければならないと考えられていました。

その伝でいくと、ターニャちゃんの生まれ変わりは今後無いとされているのですから、なんと！彼女は不還。現在の立場は菩薩と同格というわけです。

菩薩が殺生をするものなのか？と疑問に思う向きもあるでしょうが、そこが方便。菩薩に無理無体を強いるのは魔神や天神さえ不可能で、同格の菩薩にしか出来ないというのが、仏教の教理なのです。ですから、あらゆる菩薩の敵対者は姿を変えた菩薩である。集住の悟りを開かせる為、敢えて菩薩に苦難を与え仏法を成就させているのだ、という理屈です。




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