初めてなんだから優しくしてね「しゅごキャラ!」

まだ生理も来ていない(たぶん…)女の子に子作りを強要するのは犯罪です。交際の第一歩はラブレターからというのが日本における恋愛の常道でした。
ところが変わり者の姫には変わり者の虫が拠ってくるものです。
春宮(とうぐう)妃の出産祝いに訪れた綯鹿姫の父親に虫の話題を振ったのは細工仕事の得意な若者でした。
(春宮妃)「按擦使(あぜち)の大納言様、この者は乳母の弟で細工仕事の天才ですのよ」
(霊音)「霊音鳴人(れおなるど)と申します。若君のお守役を仰せ付かっております。」
若者は得意の蝶の玩具を取り出し羽ばたかせてみせるのでした。それは生きている様に優雅に産屋の中をを翔け周り、一向に落ちる気配を見せません・
(霊音)「コンディションがよければ半刻は飛んでいられます。」
(大納言)「見事なものじゃ。太古の唐土に実物そっくりの鳶を作った名工がいたが、君はそれに優るとも劣らぬな」
(霊音)「春宮妃さまは幼い頃から蝶がお好きだったと聞き及んでおります。確か大納言様は御宅がお隣だったとか」
(春宮妃)「そうそう、お嬢様がもう御成人(裳着)なさっておいでではないのですか?幼い頃お会いしただけだけど、可愛くお成りでしょうね。」
春宮妃の言葉に大納言は決まりの悪いことこの上ない。
(大納言)「いや、お恥ずかしい言ってくださるな。世間では「虫姫」などと渾名される不肖の娘でございます。全ては私の教育の及ばぬところ、お妃様とは較べようもございません。毛虫も蛙も蛾や蜘蛛でさえも手掴みで気後れせぬ鬼っ子でございまして、どこの物好きが嫁に欲しがって呉れ様かと、北の方(正妻)ともども嘆き入ってばかりでございます。」
大納言は冷や汗を拭き拭き恐れ入るのでした。
(春宮妃)「まあ、それはご心配でございますね。近頃は殿方でも虫は苦手と仰る方が多うございますのに。随分勇敢にお育ちになっていたとは存知あげませんでしたわ。」
(霊音)「とは言いましても、矢張り姫様は姫様。何か一つくらいは苦手な生き物がおありなのではないですか?」
(大納言)「敢えて言えば、長虫(蛇)ぐらいでしょうか。姿を見ただけで大騒ぎして寄り付きもいたしません。」
(春宮妃)「まぁ、可愛らしい処があるではございませんか。本当は女の子らしい姫様なのですわ。」
(霊音)「春宮様は蝶が苦手ですがお妃様には並々ならぬご寵愛でございます。殿様のお姫様にもきっとお似合いの旦那様が名乗り出られるのではございませんか?昔から『忍ぶれど』と歌にもございますし。」
(春宮妃)「そうですわよ。蓼喰う虫も好き好きですわ。」
(霊音)「お妃様。それはフォローになってません。」
そんなやりとりがあった数日後、綯鹿姫に差し出し人知れずの贈り物が届きます。使いの者の曰く「生ものですのでお早めにお召し上がりくださいますようとの口上でございます。」
この時代小包爆弾とか、時限装置、無線誘導などはありませんでしたから、包みを受け取った女房は何の疑いも無く姫様の元へ届けます。
(女房)「もしかしたら、ラブレターかも知れませんわよ」
と、半ば冗談で御前に差し出したのですが、姫様は傍目でも分かるほど動揺してしまいます。
(姫)「ら・ぶ・れ・た・あ???そ、そんな。そんな。何で、私に?厭だわ、何からかってそんな事。そんな事。第一、男の人からだなんて、分かってもいないのに。第一、花や小鳥なんかだったら、私貰っても困るし。私に似合わないでしょ。困る。困るわ、そんなの」
女房はニヤニヤしながら姫様の普段にない様子に少し満足です。
(女房)「誰も『男性から』などと申しておりませんよ。姫様もお年頃なのですから、恋文の一つや二つ貰っていても当たり前なんですけどね。この歳になるまでついぞ音沙汰無しで」
(姫)「人のことはいいから、早く開けて見なさいよ。贈り間違いだったら、本当の贈り主に迷惑くでしょう。」
(女房)「京の何処の大納言様の娘に『虫愛ずる姫君』様が二人もいるもんですか。姫様だけですよ。」
と、ほのぼのと和やいだ空気だったのはここまで。
包みを解いて現れたのは、姫の苦手な長虫だったのです。トグロを巻いて今にも這い出しそうに小刻みに身震いしています。
女房たちの驚くまいことか。悲鳴を挙げて姫の部屋から退散します。
姫はというと、恐怖のあまり凍りつきその場にへたり込んでしまいました。
(姫)「これは何かの間違いだわ。」
と、日頃信心している阿弥陀様に念仏を唱えるのでした。
(姫)「前世では私の親だったかも知れませんものね、どうか娘を噛み殺さないで下さいまし。」
などと震え声で言ってみるのだけれども、蒼ざめたまま生きた心地もしないで懸命に平静を保とうとしているのでした。
遠巻きで様子を伺っていた女房たちは、毛虫や蜘蛛などは慣れている姫君が蛇にだけは取り乱す様子が面白く思えて、怖いながらも興味深々で大騒ぎです。
その騒ぎは本殿の殿様にも聞こえてきたので、一家の父親として放っておくわけにもいかず、おっとり刀でやってきました。
(大納言)「何ということだ、姫が危ないというのに見捨てて逃げ出す女房がいるものか。お前たち普段は姫の相手もしていないのに、こういう時こそ役に立てなくてどうする。」
頼りなく見えても娘の危機に男気を見せてこその父親です。
すぐさま震える姫を抱き上げて包みから遠ざけると、持ってきた太刀の鞘で蛇の頭を突付いてみます。
どうも様子が違う。よくよく見れば、その蛇は作り物で実に精巧に細工された皮革細工でした。
(大納言)「何だ。作り物だよ。綯鹿よく見てごらん。」
(姫)「え?作り物?偽物なの?」
(大納言)「文が付けてあるな。なになに『永く変わらぬ心を持つ私です。這いずりながらもお慕いいたしております』じゃと。結構洒落の分かる御仁と見える。」
父は娘が懸想されたのだと知って大満足。筆跡から中々の教養を持った人物だと推測され、先日の春宮殿の細工上手の若者の仕業だと直感したのでした。
(大納言)「普段からの奇行が男の悪戯心を刺激するんだよ。折角の懸想文なのだから返事を書いておやりなさい。男女の仲の礼儀だからね」
(姫)「え〜?」
(大納言)「え〜?じゃないよ。こういう時にチャンとしてないと誠実な姫だと思われないよ。洒落には洒落で返す。姫を何処かで見かけて気に入ってくれたんだから。」
カタカナしか書けない綯鹿姫に母親と筆頭女房が付きっ切りで即席コーチ。七転八倒して漸く完成したラブレターの返事を、門前で待っていた使いに手渡して、これから姫と霊音鳴人との交際がはじまるのでした。
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イクトはちっとも学校生活している気配が見えません。

箸が転げても楽しい年頃。

四年生で自立自炊している子もいれば、甘えっぱなしの寝小便垂れが混在するのもこの年代。

もはや「守護」などしていません。単独の人格を持った生き物です。

兄妹で乳繰りあったりととんだ破廉恥家族です。

そうじゃなくって、自身を磨かなきゃいい男は近寄ってきません。

入れ替え取替え入れ食い状態なんですから。

いまひとつ覚悟が足りないイクトです。

自己嫌悪と自家撞着。自縄自縛と夜郎自大。

しゅごキャラ同士は全然ラブじゃないのはどうして?

淫魔に変貌することができるからでしょう。

デート(?)の度に新しいテクニックを教え込まれる調教プレイが癖になって。

いい度胸だなニィさん。

(夢)私の錠はイクト専用ってわけじゃないんだから(ツンデレ語)

(夢)何なの?こんな世界生まれて初めて!(イ)これが気持ちいいのか?

女の子がオマセになるのも当然。こうして濡れ場を擬似体験して大人に成熟していくんです。

女の子はオトコの落とし方を研究しているのです。

歌唄もイクトに愛してもらう為には身体を張ってお勤めします。
- Posted at:
- 2008年
- 06月
- 28日
- (土)
- 13:31
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